■防災おうちキャンプ
「防災おうちキャンプ」とは、
PLATESプレーツが提唱する新しい考え方です。
キャンプ場に限らず、普段から「家庭(おうち)」でアウトドア用品に慣れておくことで、実際の災害時にも、戸惑うことなく、器具を使うことが出来ます。
「固形燃料」も実は消費期限があります。普段から常備して使用していると、いつ起こるかわからない万が一の場合にも安心です
「ランタン」一つ、用意して置くのもいいでしょう。
なんでもない週末の夜、家中の明かりを消して「ランタン」の明かりだけで過ごしてみる。
いつもと違った雰囲気を味わうことも出来るし、「ランタン」に使用するホワイトガソリンも、長期間使用しないと、結局、経年劣化でダメになってしまいます。
物置にしまっておいた「ランタン」。
ときどき取り出しては、「防災おうちキャンプ」を楽しむのもいいでしょう。
使い方も思い出すでしょうし、機能チェックにもなります。
ただし・・・、
私自身は、幸いな事に、大きな災害を経験した事はありません。
東日本大震災から8年経った今も、原子力発電所の事故で発生した除染などで汚染された土壌は、中間処理施設にも運ばれずに野積み放置されたまま・・。
災害公営住宅を建設しても、その中で後を絶たない、お年寄りの孤独死・・。
防災、ボウサイと、気安く口に出すのも、いたたまれないのが現状であることは被災地の報道からも容易に察することが出来ます。
「ゴトク」や「たき火台」が一つあったところで、どうにも問題解決にはならないでしょう。
災害発生後の初動の助けくらいにしかならないと思います。
でも、
たくさんの、震災、災害に関する報道を見てきた自分にできる事。
一番の被害者は、お年寄りや、子供たち、弱者です。
そんな人たち(自分もその人になる可能性は大いにありますが)の為にできる事。
寄付をするお金もボランティアに参加する自由な時間も自分にはありません、ありませんが、
私には、他の人達にはない技術的な環境があります。
自由に使えて設計できるCADがあります。
作った製品に強度的な耐久性があるのか解析できる環境もあります。
高度なレーザー加工、成型、梱包、出荷まで出来る仲間がいます。
少しでも、わずかでも、協力することは出来ないのかを考えた、今の自分にできるベストを発信したいと想います。
例えば、週末、車の中でに布団を持ち込んで一晩寝てみる。
今は、ミニバンが普及しているので、座席を倒してフルフラットになる自動車も多いです。
私の持っているミニバンも、後部座席はフルフラットになりますが、本当にベットのように真っ平になるわけではありません。
クッションの継ぎ目があるので、全体的にはフラットに見えても、けっこうボコボコしています。
エンジンを切っていると、冬はかなり冷え込みますし、夏場は虫対策の為に窓を閉め切っていると暑くて我慢できません。
思った以上に、快適でないことが実感できると思います。
夏場、車の窓を開けて寝られるように虫よけのネットを用意したり、キャンプマットを用意しておく。
小さなお子さんも一緒に車中キャンプごっこ。
やっぱり寝られなかったら、その日は家に戻ってゆっくり寝ればいいんです。
ごっこで、いいと思います。
楽しみながら少しづつ、万が一を意識していく。
そんな考え方もありだと思います。
つづく・・・